肩こり、腰痛、筋肉痛に悩まされていませんか?
薬を試してみたいけれど、効果や副作用が気になっている方もいるでしょう。
ぜひ最後までご覧くださいね!
なぜ肩こり・腰痛・筋肉痛になるの?薬は必要?
何が原因で肩こり・腰痛・筋肉痛は起きているのでしょうか?
また、具体的にどのような薬を使用して痛みを抑えるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう!
肩こり・腰痛・筋肉痛の原因
肩こり、腰痛、筋肉痛は現代人が抱える代表的な健康問題です。
これらの痛みは日常生活や仕事のパフォーマンスに大きな影響を及ぼします。
肩こりの原因:長時間のデスクワークや姿勢の悪さ、ストレス、加齢が挙げられます。
腰痛の原因:加齢、重い物を持ち上げる動作や、不適切な姿勢が続くことによって引き起こされます。
筋肉痛の原因:運動不足や逆に過度なトレーニングによって生じることが一般的です。
湿布と薬の役割
湿布と薬は、これらの痛みを緩和するための有効な手段として広く利用されています。
薬には内服薬と外用薬があり、内服薬は全身の痛みを緩和するのに対し、外用薬(塗薬や湿布)は患部に直接作用します。
湿布には、冷感湿布と温感湿布の2種類があり、それぞれに特有の効果があります。
冷感湿布は炎症や腫れを抑える効果があり、一方の温感湿布は血行を促進し、筋肉の緊張を和らげる効果があります。
湿布の種類と選び方
市販されている湿布薬にはさまざまなものがあります。
どのような痛みにどの湿布薬を選べばよいのでしょうか?
選ぶ基準をまとめました。
湿布は好きな大きさに切って使用できますよ!
冷感湿布と温感湿布
先述しましたが、湿布には大きく分けて冷感湿布と温感湿布があります。
冷感湿布は、急性期の炎症や腫れがある場合に特に効果的で、肩こりや腰痛、筋肉痛に使用することで痛みを和らげる作用があります。冷却効果があり、患部を冷やすことで血行を抑え、炎症を軽減します。
一方、温感湿布は慢性的な痛みや筋肉の硬直がある場合に適しており、温めることで血行を促進し、筋肉の緊張を和らげます。
肩こりや腰痛の解消法や予防法として、症状に応じて適切なタイプを選ぶことが重要です。
成分別の湿布の種類
湿布の成分にはさまざまなものがあります。
主要な成分としてはサリチル酸(サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール)やインドメタシンなどのNSAIDs(Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs)とよばれる非ステロイド性消炎鎮痛薬がよく使われています。
サリチル酸系の湿布は比較的マイルドな効果があり、軽度の肩こりや腰痛、筋肉痛に適しています。一方、インドメタシン系の湿布はより強力な消炎作用があり、激しい痛みや炎症がある場合に効果的です。
また、メントールを含む湿布は冷感効果が強く、急性の痛みに向いています。
トウガラシエキスが含まれる温シップは血行を改善し、関節炎、腰痛などの慢性的な痛みに効果があります。
選ぶ際には、症状の程度や個々の体質に合わせて選んでください。
使用感や持続時間の違い
湿布の使用感や持続時間も選び方の重要なポイントです。
使用感
気になる方は温シップをはがして数時間経ってからお風呂に入りましょう。
持続時間の違い
作用時間は、1日1回のタイプのものは一日中、1日2回のタイプのものは半日程度効果が持続します。
皮膚の汚れや油分が洗い流された状態なので湿布がしっかりと吸着し、かぶれも起こりにくくなります。
また、体が温まり、血行が促進されている状態だと湿布が効果を発揮しやすいのもメリットです。
汗をかいている場合は少し時間をあけて、落ち着いてからにしてください。
自身の生活スタイルや症状に合わせて、最適な選択をしてください。
湿布の貼り方と注意点
湿布を正しく貼ることで、より効果的に痛みを緩和できます。
まず、肌が清潔で乾燥していることを確認し、患部にしっかりと貼り付けます。
肩こりや腰痛の場合、痛みのある筋肉の走行に沿って貼ると良いでしょう。
内服薬と外用薬はどちらがいい?
飲み薬と外用薬(湿布薬、塗り薬)はどちらのほうがよいのでしょうか?
特徴をまとめました。
内服薬と外用薬
飲み薬の痛み止めは全身に効果が広がるため、症状が広範囲にわたる場合や強い痛みがある場合に適しています。
一方、外用薬には湿布やクリーム、ジェルなどがあり、特定の部位に直接塗ることで効果を発揮します。
外用薬は、即効性が高く副作用が少ない傾向があるため、日常的な肩こりや腰痛の対策に非常に適しています。
鎮痛剤の種類と効果
鎮痛剤にはさまざまな種類があり、それぞれの効果や使用目的によって選ぶことが重要です。
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、肩こりや腰痛、筋肉痛に対して効果的で、市販の鎮痛薬としてよく利用されます。
これらは抗炎症作用と鎮痛作用を兼ね備えており、比較的速やかに痛みを軽減します。
アセトアミノフェンは非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)に比べて痛み止めの効果はマイルドですが、胃腸への負担が少ないため、長期間の使用でも比較的安心です。
ただし、あくまで用法・用量を守ることが基本です。
副作用と注意点
薬の使用にあたっては、副作用や注意点を理解しておくことが重要です。
また、一部の鎮痛剤は肝臓や腎臓に負担をかけることがあるため、事前に医師や薬剤師に相談することが推奨されます。
そのため、初めて使用する際は少量を試してみることが大切です。
薬剤師が選ぶ!おすすめの湿布、飲み薬は?
肩こりや腰痛、筋肉痛といった体の痛みに効くおすすめの湿布や飲み薬、その他の外用薬を、薬剤師目線でご紹介します。
ロキソニンEX
使用回数が1日1回のテープ剤で、患部にしっかりくっつき、24時間効果が持続します。
含まれている成分も、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)のなかでも効果と副作用(胃もたれ)のバランスが優れているロキソプロフェンです。
血行を促進し、痛みを和らげるビタミンEであるトコフェロール酢酸エステル、清涼感を与え、痛みをやわらげるl-メントールも含まれているため、使用感もよいでしょう。
バンテリンコーワパップS
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)であるインドメタシンを含む湿布で、痛みや炎症を迅速に緩和します。
パップ剤のため、テープ剤よりはかぶれにくくなっていますが、動きのある膝などでは剥がれる可能性があるため注意しましょう。
1日2回までを限度に使用してください。
サロンパスAe
サロンパスAeは、血行を促進するビタミンEや炎症を抑え痛みを鎮める作用をもつサリチル酸メチルなどを配合しています。
サロンパスAeは、基剤に高分子吸収体を使用して汗を吸収し、皮膚刺激を抑えた、カブレにくい外用鎮痛消炎剤です。
痛み止めとしての効果はロキソニンEX、バンテリンコーワパップS よりは弱めですが、使いやすいサイズで、たくさん入っているため経済的です。
おすすめの内服薬と外用薬
肩こり、腰痛、筋肉痛に使用される、おすすめの内服薬と湿布以外の外用薬を紹介します。
内服薬:ロキソニン
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)のなかでも効果と副作用(胃もたれ)のバランスが優れているロキソプロフェンを主成分としています。
速効性だけでなく4~6時間程度にわたって痛みを和らげる効果があり、特に慢性の肩こりや腰痛に効果的です。
1日3回まで使用できます。
通販で購入できますが、第一類医薬品のため、薬剤師の確認が必要です。
市販薬の分類に関する記事はこちら
外用薬:バンテリンコーワ液α 90g
バンテリンコーワ液αは、筋肉や関節の痛みをとるトリプル鎮痛成分(インドメタシン、l-メントール、アルニカチンキ)を配合した局所浸透薬です。
痛みの患部に塗布すると、心地よいメントールの清涼感とともに、痛みをとってくれます。
市販薬と処方薬の違い
市販薬は薬局などで手軽に購入できますが、その効果や成分は処方薬に比べて穏やかであることが多いです。
一方、処方薬は医師の診察を受けた上で処方されるため、症状に対してより効果的な成分が含まれています。
日常生活での予防法
肩こり・腰痛・筋肉痛を悪化させない、予防するにはどうしたらよいのでしょうか?
日常生活におけるポイントをまとめました。
姿勢改善の重要性
肩こりや腰痛は、日常生活の中で姿勢が原因となることが多いです。
特に長時間のデスクワークやスマートフォンの使用などで、悪い姿勢が習慣化してしまうことがあります。
背筋を伸ばし、骨盤を立てることで、筋肉に余分な負担をかけずに済みます。
日常的に意識して姿勢を改善することで、これらの症状を予防することができます。
定期的なストレッチのすすめ
特にデスクワークや同じ姿勢で長時間過ごす方には、1時間ごとに軽いストレッチを行うことをおすすめします。
例えば、肩周りの筋肉を緩めるための肩回しや、背中の筋肉を伸ばすための猫背ストレッチなどがあります。
定期的にストレッチを行うことで筋肉の柔軟性を保ち、肩こりや腰痛を予防することができます。
適切な運動と休息
筋肉痛や腰痛、肩こりの予防には適切な運動と休息が欠かせません。
また、過度な運動は逆に体に負担をかけてしまうため、無理のない範囲で行いましょう。
さらに、運動後にはしっかりとした休息をとることが重要です。
しっかりと睡眠をとり、疲れを取り除くことで筋肉の回復を促し、肩こりや腰痛の予防に繋がります。
まとめ
適切な湿布や薬を選ぶことで、症状の緩和が図れ、より早く健康な状態に戻ることができます。
特に副作用や注意点についても理解し、正しい使い方を守ることで、身体への負担を最小限に抑えながら症状を改善することが可能です。
日常生活の予防と併せて、上手に薬を付き合っていきましょう!
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